chinpur's weblog

2009/11/08

Twitter

カテゴリー none — chinpur @ 10:38 PM

どうもTwitterが流行っている(らしい)。「流行っている」という言い方も正しいのかどうかわからない。
今後ネットサービスの標準的なツールとして定着すれば、「流行っている」という表現は正しくなくなる。
実際海外では定着してしまっているようだし、アメリカ大統領までアカウントをもっている状況をみれば既に十分市民権を得ているシロモノなのだろう。

iPhoneユーザーということもあり、AppStoreで毎日のようにTwitter対応アプリケーションがリリースされているのを目の当たりにして、ミーハーな新しもの好きとしてはさっそくアカウントを作ってみたりもした。
・・・が、いまいちこのノリきれなさは何だ?

「独り言は誰もいないところでつぶやいてナンボ。」
同じくiPhoneを使っている友人にTwitterどうよ的な投げ掛けをしてみたのだが、返ってきたのはやはりこんなシラけた回答だった。
完全にわが意を得たりの言葉で笑ってしまったのだが、つまり「Twiter」と言ってもそれは公に対してであり全然「Twiter」じゃないのだ。
細かい言葉の定義を始めてもしかたないのだが、大向こうを意識した「つぶやき」ほどカッコ悪いものはない、そんな気持ちがノリきれなさの原因だろう。

パーソナル・内輪を演出しながら、それでいて外部から見られる事を期待し、あわよくば自分営業ツールとしてアピールしたいという矛盾。
そういう事に対する気恥ずかしさ・自分に対するバツの悪さというのはMixiで既視感がある。
しかし、アッとという間にMixiが定着してしまった状況からすれば、ヘソ曲がりな自分の「ノリきれなさ」に反して日本でもTwitterがメジャーなサービスとなる素地は十分あるといって良いのかもしれないが。

 

 

 

2009/10/31

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:考

カテゴリー Movie — chinpur @ 9:39 AM

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は結構なロングランで、夏休み前から公開されたにも関わらず近所のシネコンではつい最近まで上演されていた。

自分もなんだかんだで都合3回も観るハメになったのだけど、その3回というのは面白かったのでまた観たいという健全(?)なリピーター精神ではなくてむしろ、「えーと、これで間違ってないんだよね?」というネガティブな内容確認作業だった。
もちろん内容がつまらなかったというわけではない。映像に関していえば旧作のブラッシュアップという枠を超えて魅せられるものがあったし、戦闘アクションなどはハリウッド映画の作品と比べても見劣りしないそれらを凌駕する出来ばえであった。

問題だったのは根幹の部分だった。この見終わった後の腑に落ちなさは一体何だ?というのが自分のような不届きなリピーターを産んだとすれば、そのマーケッティング手腕恐るべしというところだが、一観客としてはその映画を評価不可能とするくらいその腑に落ちなさ・違和感は大きかった。この自分の中でのエヴァンゲリオンをエヴァンゲリオンたらしめる根幹の部分というのは一体何なのか。

旧作品について、テレビ版はあくまで壮大な前振りであり、作品にちりばめられたいわゆるガンダム以降のロボットアニメ的な要素(内省的な主人公・挫折と精神的葛藤・ディディールに対する偏執的こだわり、などなど)はあくまで表層的なものであり、作者もそんなものを本気で描く気がないのは、その表現のありきたりぶりを見ても明らかだ。そしてそのハリボテに本質を見いだそうとするのはムリがある。

コントロール出来ると思っていたことがコントロール出来なくなる、そんな現実では当たり前に起こることを忌避するためにハリボテであることを前提に作品を組み立てる・・・が、それは当然のごとく「生」の現実に飲み込まれる。
テレビ版からの着地点、旧劇場版「Air/まごころを君に」はその課程を生々しく、おそろしくわかりやすく見せてくれた。
作者側からの観客に対するこれ以上誠実な「サービス」はないだろうし、そこにこそ自分にとってのエヴァンゲリオンの根幹があったのではなかったか。

翻って新劇場版の腑に落ちなさ、というのはコントロールを失うことで得ていた「生」の部分がごっそり削ぎ落ちていたことに尽きるのだろう。
リビルドするなら再度コントロールを掌握した上で更に良い作品を、という明後日なリベンジを作者は抱いてるのだろうか?
それとも一度失った「エヴァンゲリオン」に似せて人工物「ヱヴァンゲリヲン」を作ってみたが・・・という超メタな物語を現実でやろうとしてるのか?

やはり今のところ、「えーと、これで間違ってないんだよね?」としか言えない。

 

 

 

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